スポーツやクラブ活動の時に、歯や顎をぶつけてしまい怪我をしてしまう事です。
その例として

• 口腔内、口唇の裂傷(唇がきれた)
• 歯牙の破折(歯が折れた)
• 歯牙の脱臼(歯がぬけた)
• 顎骨骨折(顎の骨が折れた)
• 脳震盪

などがあげられます。その為に必要となるのがスポーツマウスガードです。スポーツマウスガードとは、お口の中に装着し、歯牙や口腔内を保護する事で、スポーツや格闘技における口腔内外や脳への外傷を軽減するための弾力のある装置です。特に激しい接触や衝突を伴うスポーツでは、マウスガードの装着が推奨され、また義務化されています。つまりスポーツマウスガードを装着する事で、歯牙や顎骨への外傷ならびに脳震盪などスポーツ外傷を抑制する事が可能となります。

スポーツマウスガードは大きく分けると2つに分ける事が出来ます。1つは既製のマウスガードでもう1つはカスタムメイドのマウスガードです。

既製のマウスガードとは

1. ストックタイプ：スポーツ用品店等で販売され調整なしで使用する
2. マウスフォームタイプ：スポーツ用品店等で販売され温湯中で軟化し歯列にはめる
3. シェルライナータイプ：スポーツ用品店等で販売され内面に裏層材を盛り歯列にはめる

既製のマウスガードのメリットは安価で、気軽に購入する事が可能です。デメリットとして、適合がよくないため外れやすくプレーに集中できなく本来のパフォーマンスを発揮できない可能性があります。また呼吸もしにくく、話しにくいです。です。そして最大のデメリットとしては外傷予防効果が低い事です。

カスタムメイドのマウスガードとは

印象(型どり)を行い個々の歯型、競技にあったマウスガードを製作します。カスタムメイドのマウスガードのデメリットは既製のものと比べ価格が高価である事、成長に合わせて新製が必要になる事です。メリットとして、適合がよく外れにくいため、プレーに集中する事ができ本来のパフォーマンスを発揮できます。また競技により厚みや形を変える事も出来ます。その為既製のマウスガードと比べて外傷予防効果が高い事です。

スポーツマウスガードの製作手順

1. 印象
2. 作業用模型製作
3. 設計(デザイン)
4. 成形
5. 模型から撤去、トリミング
6. 咬合調整
7. 装着時の指導
8. 装着後の管理及び指導